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TOP こだわり 香りへのこだわり

かどやのごま油が愛され続ける理由 変わらないごま油の香ばしい”香り” かどやのごま油が愛され続ける理由 変わらないごま油の香ばしい”香り”

長い間たくさんの人に愛されているかどやの製品。その味と香りを守り続けるプロがいます。 長い間たくさんの人に愛されているかどやの製品。その味と香りを守り続けるプロがいます。

香味検査員

香味検査員とは?

それぞれの製品検査、工程検査における香り・味の合否判定や、異常の有無、特徴を調べる等を行う香味のプロです。
1年に1度社内で独自の試験を行い、合格した者のみが社内認定される、それが香味検査員です。
試験は味の基本五味と香りの基本五嗅、そして自社の代表的な製品の識別検査などがあります。
試験内容
試験内容

香りへのこだわりと嗅覚・
味覚を持つスペシャリスト

ごまやごま油の香り、味などを人の感覚で検査するため、
選ばれた検査員には感度や感覚の捉え方などスキルが必要です。
美味しいかや、好き嫌いなどの嗜好性ではなく、
その製品の合否や特徴の違いを香味検査で測ることを目的としています。

社内認定制度で
選抜される検査員

検査員になれるのは社内でも品質管理や研究・開発業務に携わるものから選抜されます。試験を受け、社内で定められた基準をクリアしたものが持つ特別な社内資格です。
社内認定制度で選抜される検査員

日々の実践で感覚を養っていく

社内認定制度で適性をクリアすると香味検査員としてスタートラインに立つことができますが、1年や2年で習得できるものではありません。各製品を日々味わい、必要なスキルを養います。
香味特徴の理解を深め、製品の各工程における香味の変化を複数名で確認し合いながら、実践で感覚を鍛えていきます。
日々の実践で感覚を養っていく
“先入観を持たず、
純粋な気持ちで検査する”

香味検査員は経験値や熟練度による
違いがあります。
合格してからがスタートです。
スキルの高い熟練者からの教え、
感覚をすり合わせる。

これも日々の検査の中で
行う大切なことです。
ー香りと品質どちらも守り続けるー
昔も今も変わらないごま油を
愛してもらえるように
香味の検査に
こだわり続けています。
INTERVIEW
社員インタビュー
品質管理部 担当者
担当者
品質管理に全力投球!
ごま・ごま油の香味検査員。
品質管理部 担当者
担当者
ごま・ごま油の特徴に精通!
ベテランの香味検査員。
Q1
実際の検査はどのようなことをされていますか?
担当者
香味検査は品質検査の中の1つです。完成した製品はもちろんなのですが、原料の段階から、各製造工程の中における香味の変化も確認して最終的な製品の特徴を作り上げていく仕事になります。ですので、個人のおいしい、おいしくないではなく、各製品の特徴としている規格を香味がきちんと満たしているか、という観点で検査をしています。
Q2
出来上がった製品のチェックだけではないんですね。
担当者
はい。原料の段階から製品に至るまでがおいしい製品を作り上げるための1つの流れになるので、原料のごま自体の香味の特徴や品質検査の結果は重要ですし、製造過程の「焙煎」「圧搾」「静置」でそれぞれで必ず香味を確認します。一連の工程で香味検査を行いながら、最終的な製品チェックで、製品特徴をクリアすることを目標に取り組んでいます。
Q3
製品ごとに香味の特徴や規格は違うのですか?
担当者
はい、製品ごとに規格が違います。
大きく分けますと「ごま油」と「食品ごま」のジャンルの違う2種類がありますが、その中で焙煎の強いもの弱いもの、もしくは焙煎していないもの、ごま自体の濃淡といった特徴がそれぞれにありますので、そういった製品特徴をしっかり認識して検査する必要があります。
検査員は、原料を担当する者、ごまを担当する者、ごま油を担当するものと分かれていますが、私のほうではそれぞれの担当者と一緒に検査を行ったり、すり合わせを行ったり、指導したりしながら、最後まで一貫したクオリティになるように取り組んでいます。
Q4
検査するうえで気をつけている点やこだわりについて教えてください。
担当者
私は「自分は検査機だ!」という気持ちで検査に臨んでいます。
検査員個人の「おいしい」が基準になってしまうと製品特徴や規格にそぐわないジャッジになってしまうこともあるため注意しています。
担当者
担当者からも「ごま自体のこと、ごまの変化をよく知って感じること」 「個人の好き嫌いではなく、商品特徴の規格を満たしているかを重要視するように」指導を受けていますので、必ず製品としての特徴を捉えられるように意識しています。そのために、一定の状態で検査ができるように、香りの嗅ぎ方や口に含む量は毎回同じ条件になるように徹底していますね。
担当者
人間なのでどんなに熟練していてもコンディションを一定に保つことは難しい部分はありますが、例えば検査前の食事で刺激物は避けるようにしたり、柔軟剤やシャンプーなどは検査や他の検査員の邪魔にならないようになるべく香りが残らないものを選ぶようにしたりして、舌や嗅覚に関しては検査員全員が各自配慮をして気を付けながら検査をしています。
担当者
検査員は製品の合否や異常にいち早く気づくための重要な役割なのでとても責任のある仕事です。
なので、毎日同じところで、できるだけ同じ状態で香りや味をチェックすることを続けて経験を積んでいます。
私は現在ごま油の検査に注力しているので、油になる前の焙煎段階のごまを自分ですりつぶして、色だったり口に含んでみたときの感覚を養って、きちんと結果が出せるような工夫をできるところはとにかくやってみる、そして続けることを大事にしています。
Q5
かどやのごま製品を守るかなめとして強く役割を意識されているのですね。
担当者
最終的な製品の香味の良し悪しは、栽培から製品になるまでの過程に必ず潜んでいるものだと思っているので、なぜこの風味になったのかをしっかり調べていきたいという想いは常に持っています。香味検査員の教育の時にもその想いを伝えています。
担当者
ごまは農作物なのでいつも同じとはいきません。
なので五感で感じながら状態を見抜いて、製造担当と調整しながら安定した味になるように工夫を続けていますし、もし香味検査で異常や違和感があった場合、あるいはいつもより甘みや香ばしさが弱いなと感じたりした場合は、違和感となるものを検証し製造過程で微調整しながら、製品の特徴を維持する努力を続けています。
Q6
最後にお客様へ、香味検査員のお立場からメッセージをお願いします。
担当者
変わらない香りと味を守りつつも、お客様の嗜好や時代のニーズに合わせた変化も少しずつ取り入れていきたいと考えています。
以前はお料理の仕上げ、最後に風味を足す目的でごま油を利用される傾向があったのに対し、昨今では炒め油として最初から調理に使うなど、使い方やシーンが変わってきていると感じています。ごまも煎りたて、すりたてが一番おいしいと思いますが、最近のニーズは手軽に使えるすりごまが便利。
実際の製品作りや品質管理を行う中では、お客様がどのように使って、どう感じられているのかを考えながら、安全でおいしい、常にお客様に安心して選ばれ続けるごま油やごま製品をお届けできる一助になれるよう、努力していきたいと思います。

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